2022年6月7日から9日までの3日間、ノースカロライナ州ローリーで開催され、グローバル大手行、地方銀行、コミュニティバンク、信用組合といった様々な規模の金融機関を含む1,400名が参加し銀行業界の未来やnCinoのベストプラクティスについて議論したイベントの様子をご紹介します。
【本記事は、2022年6月27日米国本社記事の抄訳です】
nCino Chairman and Chief Executive Officer ピエール・ノーデ [著]
nCino（エヌシーノ）では、毎年米国で銀行のデジタルトランスフォーメーションに特化した「nSight」という年次イベントを開催しています。nSightは今年で10周年になりますが、2020年、2021年はコロナ禍によりオンラインでの開催だったため、今年は3年ぶりに対面での開催が実現した印象深いイベントとなりました。
お客様こそがすべて
今年のnSightのテーマは”Together Again”。再びお客様、パートナー、社員が一同に会してコミュニケーションできることの素晴らしさを実感するイベントとなりました。
nCinoでは、常にお客様を第一に考えています。nCinoのCEOであるPierre Naudeが登壇した基調講演では、メインステージに多くのお客様をお迎えし、リアルなデジタルトランスフォーメーションのストーリーをお話頂きました。
ハンコックホイットニーの最高執行責任者であるシェーンローパー氏、nbkc bankの製品管理担当ヴァイスプレジデントのケビン・ニールセン氏。バレーバンクの製品サポート担当FVP、スコットハニー氏。ニュージーランドのキウイバンクの法人プロダクトリード、グラントアボット氏を始めとした、多くの銀行のお客様にデジタル化における課題やビジョンを共有して頂きました。
また、ブレイクアウトセッションではチェンジマネジメントやデータ活用、ビジネスサイドとIT部門の連携の重要性、複雑なシステム連携事例、ベストプラクティスに業務を適合させていくことの必要性といったより具体的なテーマを取り上げました。
基調講演の中で特に印象的だったのは、シェーン氏の以下の言葉です。
「変革のために正しいテクノロジーパートナーを選定することが重要です。この基調講演を聞いている皆様は正しい場所にいます」
コミュニティラウンジの体験
nSightでは、法人融資やリテール、オートスプレッドなどnCinoのソリューションに特化したデモブース、パートナーブース、ラウンジライブセッションをご覧頂くことができるコミュニティラウンジを提供。食事やコーヒーを楽しみながらお客様同士、パートナー企業とのネットワーキングの場としても活用いただきました。
今年のコミュニティラウンジではnCinoの公式グッズを入手できる「nCino SWAGストア」もオープンし、銀行業務の変革という非常に大きなテーマに挑戦する方々に、肩の力を抜いて楽しんで頂きました。
nCinoユニバーシティ
nCinoでは今年の初めに、お客様、パートナー、社員向けnCino認定資格の提供開始を発表しました。（2022年7月現在、日本では未提供）資格を取得すると、LinkedInで共有できるバッジを受け取ることができ、nCinoのソリューションに対する有識者であることを公式に証明できるようになります。
nSightでは2日間にわたって資格取得のための勉強会「nCinoユニバーシティ」が対面で開催され、合計77人が認定資格を取得されました。
米国では、銀行員の方々にとってnCinoのスキルを持っていることは一つの大きな強みとして認識されています。
日本でもお客様向けにオンラインユニバーシティを提供していますので、是非nCinoの機能やベストプラクティスについて深く学んでみてください！
SimpleNexusを仲間に迎えて
nCinoは2022年1月にSimpleNexusとのパートナーシップを発表しました。同社はモバイルでの住宅ローン体験を向上させるクラウドプラットフォームを提供し、市場をリードしてきました。nCinoは2011年末の創業時に法人融資ソリューションから事業をスタートし、中小企業向け融資、顧客ポータル、リテール、nCino IQ（AIを組み込んだソリューション）とポートフォリオを拡大してきましたが、今回の発表により更に米国の住宅ローン市場へと拡大します。nSightの基調講演では、SimpleNexus社の共同創業者であるベン・ミラー氏と2社の顧客であるValley Bankが登壇し、今回の2社のパートナーシップがいかに住宅ローン業界を変えていくかを、デモや事例を交えて紹介しました。
これからSimpleNexusのチーム全員と一緒に銀行業界の変革を支援できることを大変楽しみにしています。
※2022年7月現在、日本では未提供
再び、ともに -Together Again
この2年半、世界は急激に変化し、困難な時代が続きました。新型コロナウイルスの世界的流行に端を発し、リモートワークへの移行、コロナ緊急対応融資の急増、非対面でのサービス提供ニーズなど、世界中の金融機関が果たした役割は非常に大きく、経済の不確実性や世界的なインフレ、オンライン疲れまで、銀行業界や地域社会は前例のない課題に直面しています。
しかし、金融機関は厳しい状況下の地域企業に融資や本業支援といったできる限りの支援を行いました路を切り開いてきました。
企業には固有の「空気感」が必要です。nCinoでは、お客様と直接会話することで、その空気感を醸成し、楽しみ、そして共有することができると確信しています。そしてそのことがイノベーションを生み出す源泉となり、最終的にはお客様の成功へと繋がっていきます。
nSight 2022は、単なるユーザーカンファレンスではなく、「再び、ともに」顔を合わせて会話し、課題を共有し、共に成功を祝い、空気感を思い出す特別な時間となりました。
nCinoは今まで以上に力強く銀行業界を変革し、皆様と共に新しい未来を創造していきます。
米国本社記事はこちらをご参照ください。
